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November 25, 2006

群青の夜の羽毛布

山本文緒作品。487728718309_aa240_sclzzzzzzz_


彼女の作品を久々に読んだ。母と妹と共通して好きな作家のひとり。
とても惹き付けられる文体で、サクサク読めた。

一見、何でもないような家族。仲良く暮らしているように見えて、いろいろな事情をかかえていることが多い。
大学生の鉄男が、ふとしたことで知り合ったさとるという男性の名前のような女性。
つきあっていくうちに彼女の家族の秘密を知ってしまう。
彼女自身、24歳だというのに、仕事をすることができず、電車にひとりで乗ることもできないし、
門限10時を守らなければならないという。
固い人間かと思えば、セックスに対しては大胆だったりする。
そんな病的なところが、魅力でもあり鉄男はどんどん彼女にのめりこんでゆく。
そして、彼女の厳格な母親とも深い関係に・・

文章の最初に、誰かが何かの先生と対話しているところから始まるのだが、
その誰かというのが、最初はさとるの母親だとばかり思っていたのだが、
後半になっていくうちにそれが誰であり、何の先生と話しているのかがわかってゆく。

普通の日常の中のサスペンスみたいにも思える作品。
この作品は映画にもなっていたことは知らなかったけど、機会があったら見てみたいなと思う。


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